職歴無しの無職からでも公務員になれる?

公務員

職歴なしの無職からでも公務員になれます

20代前半であれば職歴がなくても公務員になることはできます。実際に私は大学を卒業後、2年間就職をしていない「職歴なし無職」の状態でしたが、公務員を目指して最終的に地方公務員として働くことができました。

当時の私の状況はこんな感じでした。
・大学卒業後、就職をしていない。
・大学は教育系の学部
・卒業後の冬から公務員試験の勉強を開始。
・卒業の翌年、春夏の公務員試験に合格
・卒業から2年後に地方公務員として勤務開始

受験をして内定をもらえたのは、特別区・県庁・国税専門官・国家一般職の4つでした。

公務員試験では面接の比重は低い

公務員で職歴なしが不利にならないのは、公務員の採用制度に理由があります。
公務員になるためには筆記試験と面接試験からなる公務員試験に合格する必要がありますが、面接は多くても2回程度であり、民間企業と比べると圧倒的に少ないです。

職歴が問われるのは面接試験のみであるので、内定までの面接回数が少ない公務員試験では職歴がないことについて聞かれる機会も少なくなります。

さらに国家一般職のように、筆記試験と面接試験の合計点で最終合格としている試験種もあるため、面接に自信がなければ筆記試験で高得点を取ることでカバーすることもできます。配点についても国家一般職試験においては、筆記試験(基礎能力・専門・論文)だけで7/9となっており、面接の比重は2/9と低くなっています。

参考URL
国家公務員試験採用情報NAVI 国家公務員採用一般職試験(大卒程度試験)https://www.jinji.go.jp/content/900035602.pdf

面接で職歴について聞かれる!?

公務員試験では面接の回数が民間企業に比べて少ないですが、面接では職歴がないことについて質問されるのか気になるところだと思います。

私が、特別区・県庁・国税専門官・国家一般職の4つに合格した経験から回答すると
「聞かれはするが、深掘りは少なく、受け答えができれば不利になることはありませんでした。」

面接官からしても、大学卒業後に就職をしていないという状況は気になるところですので、どの試験種の面談でもそこについては聞かれました。
ですが、必要以上の深堀りをされたり、マイナスな印象を持たれたりしたことはありませんでした。

私の場合、「別の道に進むか悩んでいたが、やっぱり公務員になりたいと考え、大学卒業後に公務員試験に専念することに決めた」というような回答をしていました。その際になぜ公務員になりたいのか、というところを志望動機と絡めて、熱意をアピールするように心がけました。

私は卒業して1年後の公務員試験でしたので、ブランク期間中の過ごし方についての質問はありませんでしたが、ブランクが3年以上空いている方はそこについても質問があることが想定されますので、加えて回答を準備しておく必要があるかと思います。

公務員試験では「職歴なし」は不利にならない

公務員試験では筆記試験と面接試験の2つで評価されるため、面接だけで評価される民間企業に比べて、職歴がないことがマイナスな評価となることが少なくなっています。

また、面接においても、適切な受け答えができれば深堀りされることも少ないため、不利になることもありません。
しかし、面接でほぼ確実に聞かれることは間違いないので、面接官に納得いただけるような回答を事前に準備しておく必要はあります。