「USCPA」と検索しようとすると、「USCPA 意味ない」「USCPA やめとけ」といったネガティブな検索候補が表示されることがあります。情報が少なく、日本ではまだ認知度が高くないこの資格に対して、不安を感じるのも無理はありません。
私も最初は「本当に役に立つのか?」「取って意味があるのか?」と半信半疑でした。
ですが、公務員から転職し、USCPAホルダーとして働いてみて、はっきりと言えるのは——この資格が、私の人生を大きく変えてくれたということです。
「公務員から転職したい」「キャリアを変えたい」 そんな漠然とした思いを抱えていた頃、私の人生を動かしたのが、USCPA(米国公認会計士)という資格でした。
最初は知名度もあまり高くなく、「本当に役に立つの?」「日本で意味あるの?」という不安もありましたが、結果として私はこの資格によって“キャリア・スキル・生き方”すべてにおいて人生を変えることができました。
この記事では、公務員から監査法人に転職し、USCPAホルダーとして働いている立場から「USCPAを取得して本当に良かったと思えること」を3つに絞って紹介します。
1. 転職成功と市場価値の向上を実感できた
公務員として働いていた頃、「なんとなく一生このままかな」と思っていました。 定年まで安定の職業に就いていたものの、年数を重ねるごとにこんな疑問や不満が湧いてきました。
・部署によって労働環境が違いすぎる ・自分で部署を選べない異動システムに疲れた ・ルーティン業務ばかりでスキルや成長が感じられない
このままでいいのかという焦燥感の中で出会ったのがUSCPAでした。
「英語×会計」という汎用性の高いスキルを身に付けられ、実務経験がなくても受験可能。 しかも、国内外の企業で評価される資格であることから、キャリアの可能性を広げる大きなきっかけになると感じました。
日本の公認会計士も候補にありましたが、資格取得のために退職し、試験勉強に専念するのは、時間と収入面で不安がありましたので、「働きながら取得することができる」USCPAに決めました。
働きながら1年半ほどかけて学習し、無事に合格。 その後、監査法人への転職に成功しました。
転職後は、仕事に対しても「受け身」ではなく「自分の希望に沿った環境を選べた」という実感があり、満足度がまったく違います。年収も公務員時代と比べて100万円以上アップし、リモートワークなど働き方も大きく変わりました。
さらに、USCPAという肩書きは転職市場でも非常に強力で、応募できる求人の数自体が大幅に増え、特に大企業や高待遇の求人にもチャレンジできるようになります。転職サイトの保持資格にUSCPAを加えただけで、企業側からのオファーが来るほどでした。
2. 英語力と会計知識が身につき、企業で働く土台ができた
USCPAの学習を通じて得た英語と会計の知識は、民間企業で働く上での“基礎スキル”だと実感しています。
公務員時代は英語を使う機会はなく、会計もまったくの未経験で、「決算書って何?」「会計基準ってなに?」という状態でした。
ですが、学習を進める中で、
- 財務諸表の基本的な構造が理解できるようになった
- 英文で会計ルールを読み取り、問題に対応する訓練が積めた
- 英語の長文に抵抗がなくなった
といった変化がありました。
特に、監査法人に転職後は、USCPAの「Audit」科目で学んだ内容が実務に直結しており、手続きの進め方や監査調書の作成時に役立ちました。
もちろん、入社時点で“即戦力”になれたとは言えませんが、学習を通じて得た知識があったからこそ、キャッチアップも早く、前向きに業務に取り組めました。
英語力や会計知識は、どの業界でも共通して求められるスキルです。 USCPAの学習には明確なメリットがあり、転職後やステップアップに必要な知識を学ぶことができます。USCPAの学習を通じて得た最大の武器は、英語と会計スキルです。
これらのスキルが現場で活かされることで、自信や評価にもつながり、仕事へのモチベーションも向上しました。
3. 主体的に生きる力が身についた
USCPAを通して得たものは、スキルや転職の成功だけではありません。 それ以上に大きかったのは、「自分で選び、自分で決める」という主体性を持てるようになったことです。
公務員時代は、「異動だから」「上司に言われたから」といった外部要因で動くのが当たり前でした。 仕事は与えられるものであり、自分の意思で選べる余地はほとんどなかったと感じていました。
でも今は、どんなキャリアを選ぶか、何を学ぶか、どんな会社で働くかを、自分で考え、決めて、行動に移せるようになりました。
資格と実務経験が合わさることで「自分で仕事を選べる立場」になれるということです。 単にどこかに就職するだけではなく、「どんな職場環境で」「どんな働き方をして」「どんな人たちと関わっていくか」まで視野に入れて、自分の希望を軸にキャリアを設計できるようになりました。
また、資格の勉強そのものも、自分との対話の連続です。 「今日は疲れているけどやる」「スケジュールを立てて継続する」「どうしてこの資格を取るのか自分に問い続ける」
そんな日々を乗り越える中で得た“自分を律する力”や“やり切る力”は、今の仕事にも人生にも確実に生きています。
おわりに:USCPAは、人生を変える資格になり得る
「人生を変えたい」と思っても、何をすればいいかわからない。 私もそうでした。
でも、USCPAという選択肢に出会い、努力を重ねた結果、
- 職場(公務員→監査法人)
- 働き方(受け身→主体的)
- 収入・立場(安定→成長志向)
すべてが大きく変わりました。
もちろん、誰にでも合うとは限りませんし、努力は必要です。 でも、「環境を一気に変えたい」「何かを変えるきっかけがほしい」と思っているなら、USCPAは強力な武器になる資格だと胸を張って言えます。
もし迷っている方がいれば、ぜひ一歩踏み出してみてください。